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ガスバリア性についてメモ  [2013/03/25]

脱酸素剤を使ってものを保存するときは、ガスバリア性の高い容器に入れないと効果が薄れる。

気体透過度は、ある試料がどれだけ気体を通すかを表したもので、
気体透過度=気体透過量(体積)/(圧力差×透過面積×時間)
で表される。

気体透過係数は、ある素材がどれだけ気体を通すかを表したもので、
気体透過係数=気体透過量(体積)×フィルムの厚さ/(圧力差×透過面積×時間)
で表される。

同じ厚さで違う素材のものを比べるなら気体透過係数、違う厚さの物を比べるなら気体透過度を使うと比べやすい。
同じ素材で厚さが2倍になると透過する気体の量は1/2に、厚さが3倍になると透過量は1/3にと反比例の関係がある。
それを考慮してある厚さの透過量を表したのが気体透過係数。
気体透過係数が10倍になれば気体透過量も10倍になるため、同じ透過量にするには10倍の厚さが必要になる。

代表的な樹脂の酸素透過性を下にまとめてみる
(cc/cm2/mm/sec/cmHg*10^10)
ポリ塩化ビニリデン(PVDC、サランラップ):0.05
ポリエチレンテレフタレート(PET、ペットボトル):0.3
ポリアミド(PA、ナイロン):0.38
エポキシ(EP):0.49~16
ポリ塩化ビニール(PVC、塩ビ):1.2~6
ポリカーボネート(PC):20
ポリスチレン(PS、スチロール樹脂):15~250
ブチルゴム(IIR):13
ポリエチレン(PE):11~59
ポリプロピレン(PP):23
クロロプレンゴム(CR):40
天然ゴム(NR):230
シリコンゴム(SiR):1000~6000

ポリ袋、ビニール袋、ジップロップなどの袋は主にPEが使われている模様。
ナイロン製の袋と同程度のガスバリア性をポリ袋で出すには、(11~59)/0.38で30倍位の厚みの袋を用意しなければいけない。
このことから、脱酸素剤を使って嫌気状態にする容器は、厚みよりも素材を第一に考えなければいけない。
ポリ塩化ビニリデンのバリア性最強w
これより強いバリア性を求めるならアルミパックになる。
脱酸素剤用の専用の袋を買うか、真空パック袋や布団圧縮袋でガスバリア性を謳った商品を買うのが無難だと思われる。
真空パック袋や布団圧縮袋でもただのPEでガスバリア性がないものがあるので注意。
カイロの袋はガスバリア性が高いので、「カイロ開封→保存物とシリカゲル投入→シーラーで封入」の荒業もありかも。
[ 2013/03/25 17:29 ] なぞの小部屋 | TB(0) | CM(0)
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