適当な更新でコメント(1)を目指す

古い記事でも気軽にコメしていってね!

餌の長期保存方法  [2013/05/03]

熱帯魚の餌って中々使い切ることができないですよね。
どれだけ持つかもよくわからなくて、新しい餌と比べてみると明らかに色や匂いが変わっていたり…
かと言って頻繁に買い換えて、古いエサを捨てるのは勿体無い。
1000円以上するような高い餌を買った時には、なおさら。

そこで、餌を長期保存する方法を紹介したいと思います。
うまく長期保存することが出来れば、大袋の餌を買ってそれを長期保存し、短期間で使いきれる量だけ取り出して使って行くといった方法もできます。


DSCF1526.jpg
まず、カイロを用意します。
貼るカイロでもいいですが、粘着剤がついていない貼らないカイロの方がよりベターだと思います。

DSCF1527.jpg
袋のなるべく端をハサミで切って開封します。

DSCF1528.jpg
カイロを入れたままで、保存する餌を入れます。
普通サイズのカイロであれば、およそ100g前後の餌が入ると思います。

DSCF1529.jpg
乾燥剤を入れます。

DSCF1530.jpg
空気をなるべく抜いてから、ヒートシーラーで封をします。
シーラーを少しずつずらして、5mm幅位はシールしておきます。

DSCF1531.jpg
これで一応完成。

DSCF1533.jpg
何が入っているかわかるようにします。
1日置いて酸素を吸収させるのと、水分量を安定させてから冷凍庫で保管します。

DSCF1536.jpg
アルミパックのガスバリア性は最高レベルなので、アルミパックに入っている餌は袋をそのまま使います。

うまく密封できていると、カイロが酸素を吸収するので、中の空気が減ります。
なるべく空気を抜いてから封をした場合、1日置くと真空パックされたお米のようにカチカチになります。
逆に1日置いて中の空気が増えているようなら、密封失敗ですのでやり直しです。



餌は主に、空気中の酸素に因る酸化が原因で駄目になります。
また、水をかぶった鉄が早く錆びるのと同じで、水分はその酸化を促進させます。

この保存方法はカイロが脱酸素剤(エージレス等)の役目を果たして酸化を防ぐ方法です。
カイロが入っている袋は当然ながらガスバリア性が高いので、そのまま使う事ができます。
ガスバリア性が高い袋は意外と入手が面倒で、よく出回っているPEのポリ袋では長期保存できません。
ガスバリア性についてはガスバリア性についてメモ  [2013/03/25]を参照してください。
カイロの袋は有効期限を3年以上過ぎても問題なく発熱したので、相当ガスバリア性が高いことがわかります。
これ以上高いガスバリア性を求めるのであれば、アルミ蒸着の袋を探さないといけないです。

封はヒートシーラーでしっかりと密封します。
縛ったりチャック付きの袋は論外で、パチンと止めるタイプのクリップでは1月程度の一時しのぎと考えます。

カイロの酸素吸収量は、脱酸素剤とカイロの中身がほぼ同じな事を考えると、脱酸素剤よりもはるかに多くの酸素を吸収します。
そのため、ガスバリア性の高いより大きな袋が手に入るのであれば、そちらの袋に入れ替えて保管することもできます。

乾燥剤(シリカゲル)は水分を減らすためと言うよりも、湿度調整の意味で入れています。
生物には水が必要ですが、どれくらいの水分があれば細菌が増殖できるのかと言う指標に水分活性という物があります。
水分活性については当blogを検索してもらえばわかります。
カビが水分活性が低くても増殖できる代表的なものですが、カビは嫌気状態では増殖できません。
嫌気状態でも増殖できる物の代表がボツリヌス菌ですが、こいつは水分活性0.94を超えないと増殖できません。
普通の熱帯魚の餌ではこの値を超えることはないと言えます。
しかし、結露水の問題があります。
結露が起こると、その部分は水分活性が上がって細菌が増殖してしまうという問題です。
そこで、結露が起きにくいように水分を安定させるために、シリカゲルを入れます。
しかし、冷凍保存するならもともと菌が増殖することはないので、要らないかもしれません。
逆に、嫌気状態で水分量も調整させているのなら、冷凍しなくても長期保存できると思います。
冷凍保存は念には念をといった感じです。



過去に厚手のポリ袋とカイロを使って同様の保存を行ったことがあります。
しかし、ガスバリア性を考慮していなかったため、半年くらい経ってから開封した所、カイロがカチカチに固まって失敗でした。
ちゃんと密封されて嫌気状態が保たれていれば、カイロは開封後に再び発熱するはずです。
今回紹介した保存方法はガスバリア性もちゃんと考慮してあるので、上手く行くと思います。
次に開封するときに、カイロが発熱したかどうかは、ちゃんと追記で書き込みます。
[ 2013/05/03 01:35 ] アクアリウム | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿(疑問、質問なんでもOK。古い記事でもOK)